函館のWeb・システム開発

Web制作ノウハウ

サーバー移転・ドメイン移行で、気をつけること

サーバー移転・ドメイン移行で気をつけること。解約しない、メールは別に考える、切り替え後に確かめる

ホームページのサーバーを移したい。ドメインを別の会社に移したい。
最近は、そんなご相談をいただくことが増えました。

作業そのものは、手順を知っていれば難しくありません。
ただ、順番をまちがえると、ホームページが開かなくなったり、メールが届かなくなったりします。

ここでは、依頼する前に知っておくと安心なことを書いておきます。

まず、何を動かしたいのか

「移転」と言っても、動かすものは2つあります。

ひとつはサーバーです。ホームページのデータを置いている場所のことで、お店でいえば店舗の建物にあたります。
もうひとつはドメインです。example.com のようなホームページの名前(アドレス)で、お店でいえば、お客さんに知られている電話番号に近いものです。

店舗を引っ越しても、電話番号は変えない。これが、サーバーの移転です。
その電話番号そのものを、別の電話会社に移す。これが、ドメインの移行です。

自分がどちらなのかを、先に決めておくと、相談がだいぶ楽になります。

作業の流れ

移転の流れ:調べる、写す、確かめる、切り替える、見守る

1. 調べる

意外と、ここがいちばん大変です。

いまのサーバーはどこの会社で、いつまで契約しているのか。
ドメインは誰が管理しているのか。これはサーバーと別の会社のこともあります。
ホームページはWordPressなのか、ただのHTMLなのか。

そして、そのドメインでメールを使っているかどうか。
ここは見落としやすいので、あとでもう一度書きます。

2. 写す

新しいサーバーに、ホームページのデータをコピーします。
このあいだ、いまのサーバーはそのまま動いているので、公開中のホームページには何も起きません。

3. 確かめる

公開する前に、新しいサーバーで表示を確かめます。
画像は出ているか、リンクは切れていないか、お問い合わせフォームは動くか。
とくにフォームは、実際に送ってみないとわかりません。

4. 切り替える

ドメインの向き先(DNSと呼びます)を、新しいサーバーに書き換えます。
電話でいえば、転送先を新しい店舗に切り替えるイメージです。
これで、ホームページを見に来た人は新しいサーバーにつながります。

5. 見守る

切り替えたあとは、しばらく様子を見ます。
問題がなければ、古いサーバーを解約して終わりです。

失敗でいちばん多いのは、解約が早すぎること

向き先を書き換えても、世の中のすべての場所で、その瞬間に切り替わるわけではありません。
数時間から、長いと2日ほどかかります。
そのあいだは、見る人によって新旧どちらのサーバーにつながるかが違います。

切り替えのあいだは、いまのサーバーと新しいサーバーの両方を動かしておく図

ここで古いサーバーを先に解約してしまうと、古い方につながった人には、ホームページが表示されなくなります。
解約は、切り替えから数日たって、問題がないことを確認してからにしてください。

作業も、アクセスの少ない夜や休日にすると、万一のときの影響が小さくて済みます。

メールは、ホームページとは別の話

見落としやすいのがメールです。

ホームページは「見に来た人に表示するもの」ですが、メールは「届いたものを保管するもの」です。
サーバーを移すと、それまでに届いたメールが見られなくなることがあります。

新しい場所にメールを移すか、手元にバックアップを取っておきます。
メールのサーバーも変える場合は、メールの向き先(MXレコードと呼びます)の設定も、ホームページとは別に確認して書き換えます。
お問い合わせフォームの通知メールが届くかどうかも、必ず確かめてください。

「ホームページは無事に移ったのに、メールだけ止まっていた」という話は、本当によくあります。
メールを使っているなら、最初の相談の段階で伝えてもらえると助かります。

ドメインを移すときのこと

ドメインを別の会社に移すことを「移管」と言います。
こちらは、次の点に気をつけます。

  • 多くの場合、移管用の認証コードが必要で、ドメインのロックも解除します。いまの会社の管理画面で取れることが多いです。
  • 必要なものや手順は、ドメインの種類や管理会社によって違います。とくに .jp ドメインは、手続きが別になるので、先に管理会社の案内を確認してください。
  • 手続きに、数日かかることもあります。
  • 手続きの途中で期限が切れないよう、期限が近いときは先に更新します。
  • 登録してあるメールアドレスは、いまも受け取れるものにしておきます。確認のメールが届くためです。

移管は、ドメインの管理を別の会社に移す手続きです。ホームページやメールのつながる先(DNSの設定)を、そのまま変えるものではありません。
ただ、DNSの設定を管理会社が預かっている場合は、移管のあとに設定が変わったり、引き継げなかったりすることがあります。移管の前に、いまの設定を控えておいてください。

ドメインさえ手元にあれば、サーバーはあとから何度でも変えられます。
逆に、ドメインを失うと、ホームページもメールも同じアドレスでは戻せません。
電話番号を手放すのと同じです。
サーバーより、ドメインの管理を大事にしてください。

切り替えたあとに見ること

切り替えのあとに確かめる6つの項目のチェックリスト

ここに挙げたものは、実際に操作して確かめます。
見た目が問題なさそうでも、フォームの通知だけ届いていない、ということがあります。

ドメイン自体が変わる移転では、古いアドレスから新しいアドレスへの転送も設定します。
検索で見つけてもらっているなら、その評価を引き継ぐためです。

自分で進めるのが不安なとき

手順を知っていれば、難しい作業ではありません。
ただ、失敗するとホームページとメールが両方止まるので、はじめてなら慎重に進めてください。

HAKONIWAでは、他社で作ったホームページの移転や引き継ぎもお受けしています。
契約先がわからない。制作会社と連絡が取れない。そんな状態でも、まず状況を調べるところから始められます。

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